GreeQueのサイトがオープンしました

本日サイトオープンいたしました。
私GreeQue代表の大原と申します。
今日は僕がGreeQueという空間デザインのブランドを立ち上げた経緯を簡単にご説明します。

現在僕は、自身の古民家リノベーションの体験や工務店さんをご紹介する古民家ポータルサイト「クロニカ」を運営しております。
そこでは工務店・設計事務所のプロへのロングインタビューや、古民家リノベの体験に基づく古民家に住むためのいろんなノウハウを公開しているんですが、自分が家づくりをしていく中で「なぜ日本の家はカッコ良くならないのか?」という疑問がずっとありました。

僕は元々デザイン業を営んでおり、デザインに関する感覚は持ち合わせていましたが、いざ自分の家を建てようと思った時に、大手HMから中小工務店まで回りましたが、格好いい家、素敵だと思える家がまったく見つからなかったんです。
これはクロニカのブログにも書いてありますが、僕が古民家を選んだのはどちらかというと「消去法」でした。

現代の住宅で住みたい家が見つからないから、古くからある日本の伝統的な建物に住もうということです。もちろん古民家は格好良く、数百年の洗練されたデザインがあり、日本人の心に響きます。
けれど住むためには立地や法律などのハードルが高く、僕も苦労しましたが、誰でも気軽に住めるわけではありません。

クロニカを立ち上げ、自宅の写真をInstagramで発信すると、フォロワーの方から「いつかこんな家に住んでみたい」「憧れます」といったコメントがたくさん届くようになりました。しかし同時に、その中に「でも自分には難しい」「夢物語だ」といったニュアンスも感じられることも多々あり……そんなコメントを見るたび、僕にできることはもっとあるんじゃないかという気持ちが強くなっていきました。

そしてこの度、いろんなタイミングや流れがあり、長年思い描いていた空間デザインのお仕事をついに始めることになりました。
僕が表現するのは「住宅の文化」です。
僕はこのGreeQueにおいて、合理性・スペック重視の現代の家から忘れ去られた、日本や海外の住文化というものを取り戻そうと思います。
本来、家は豊かで、美しいものでした。
かつてはそこに住んで、ただ椅子に座っているだけで、小さな感動や幸福感が毎日生まれるような、そんな家があちこちにあったのです。

そんな家を復刻し、家の文化を取り戻すことが、GreeQueにおける僕の使命だと思っています。

大原鉄平

category:ブログ  |    |  2023.04.20

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